ハート・ロッカー アカデミー作品賞受賞!爆発物処理班をスリリングに描く

【あらすじ】

ジェームズ・キャメロンの元妻であるキャスリン・ビグロー監督作。
舞台はイラクのバグダッド。アメリカ陸軍中隊の爆発物処理班は、路上に置かれた不発弾の処理をしていた。だが小型ロボットで偵察するも、最終的には人間の手で作業するしかない状況に陥ってしまう。防爆スーツに身を固めた兵士が慎重に対応したが、不幸にも爆発に巻き込まれて殉職してしまった。
代わりにジェームズ二等軍曹が新リーダーとして迎え入れられたが、命知らずの勝手な行動がチームに軋轢を生じさせていき…。

【見どころ】

最初から最後までピーンとした緊張感が張りつめている今作。「防爆スーツ」に身を固め、いつ爆発するかも分からない爆弾を処理する命懸けの作業が全篇を通して展開する。
仕掛けられた爆弾も様々な種類があり、携帯電話を利用して遠隔操作で爆発させるものもあるため、周囲の建物から顔を出しているイラク人にも警戒しなければならず、極限の緊張状態が続いていく。
また少年の死体の腹の中に爆弾を仕込む「人間爆弾」が見つかったり、ラストの最難関の処理シーンは目を背けたくなるほどの状況で、緊張はピークに達していく。

見ごたえはあるのだが、爆発物処理班の過酷なエピソードを繋ぎ合わせただけの印象もある。
戦争アクションとしては合格点。ただ心に残るような人間ドラマが薄いため、アカデミー作品賞受賞作としては首を傾げたくなる1本だ。

  • 【監督】キャスリン・ビグロー
  • 【出演】ジェレミー・レナー/アンソニー・マッキー/ブライアン・ジェラティ
  • 【日本公開】2010年
  • 【原題】THE HURT LOCKER
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