ギャング・オブ・ニューヨーク 暴徒で溢れるN.Y.で父の仇に挑む

【あらすじ】

マーティン・スコセッシ監督が構想30年かけ、スタジオ内にニューヨーク黎明期の街並みを完全に再現して撮影した力作。だが9.11テロの発生で公開が1年延期され、映画専門誌には酷評が並び、さらにミュージカル映画「シカゴ」にアカデミー作品賞を奪われるという残念な結果となってしまった。
舞台は19世紀半ばのニューヨーク。物語はそこで起きたアメリカ人が忘れたいであろう歴史の暗部をえぐっていく。当時のアメリカは南北戦争の真っ只中。しかしブルジョアは徴兵をお金で免れていた。この金持ち優遇の制度に貧しい移民たち怒りが爆発し、大暴動が発生した。という予備知識を頭に入れておくと、今作をより深く理解できる。このような時代のなか、ギャングの抗争で父親を殺害された少年が大人になり、仇であるギャング団のボスに闘いを挑む壮大な物語。

【見どころ】

ニューヨークの下町の人間を描くことにこだわってきたというスコセッシ監督。その下町のルーツを描くということで力が入りすぎたのか、160分という異例の長編に仕上げている。
ラストのレオナルド・ディカプリオとダニエル・デイ=ルイスの死闘など見どころは満載なのだが、とにかく長いので気合いを入れてから鑑賞することをオススメする。

ちなみに今作、スコセッシ監督が愛する下町のルーツともいうべきこの物語を30年以上前から計画していたという。骨太のこの映画が完成したころ9.11が起こり、映画の公開は1年延期された。
※小林信彦著「映画が目にしみる」より抜粋

  • 【監督】マーティン・スコセッシ
  • 【出演】レオナルド・ディカプリオ/キャメロン・ディアス/ダニエル・デイ=ルイス
  • 【日本公開】2002年
  • 【原題】GANGS OF NEW YORK
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