薄化粧 愛憎劇の傑作!浅野温子と藤真利子の色気合戦も見物

【あらすじ】

五社英雄監督が、実際の事件に基づいて書かれた西村望の同名小説を映画化。妻子と愛人を殺して逮捕された後、脱獄して逃亡する藤吉を、緒形拳が熱演。
事故で夫を亡くした未亡人のテル子と関係を持った藤吉は、邪魔な存在になった妻と1人息子を殺害した。さらに藤吉は金を貸したことを理由に、人妻のすゑと肉体関係を持ち、その娘の弘子にまで手を出そうとするが…。

【見どころ】

自らの欲望のために妻子と愛人を殺してしまう鬼畜である一方で、罪を背負いながら各地を転々とし、必死に生きる男として、女から愛される一面も持つ藤吉。彼を通して理屈では説明できない人間の「生」と「性」を、役者たちの迫真の演技で描き出していく。

藤吉の若い愛人役には当時24歳の浅野温子。藤吉の妻に覗かれていると分かっていながら、情熱的に肌を重ねるシーンは衝撃的。その後は藤吉の妻役である浅利香津代とビンタを張り合うのだが、これが演技とは思えないほどの迫力!
また脱獄後の逃亡の日々に出会い、藤吉に魅かれていく女役には藤真利子。殺人犯であることを知りながらも藤吉を愛してしまい、

「なにしてもええで。やさしゅうして」

と体を差し出すシーンは最高に色っぽい。

ラストシーンはとても切なくドラマティック。絶対に観て損のない1本だ。

  • 【監督】五社英雄
  • 【出演】緒形拳/浅野温子/松本伊代/藤真利子/大村崑/竹中直人/柳沢慎吾
  • 【日本公開】1985年

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