無伴奏 秘密の愛に揺れる2組の恋人たち

【あらすじ】

直木賞作家・小池真理子の半自伝的同名小説の映画化。
舞台は1969年の仙台。高校3年生の野間響子は、激しさを増す学生運動に刺激を受け、ノンポリでありながら制服廃止闘争委員会を結成。校内で革命を訴えていた。そんなある日、親友に連れられ入ったバロック喫茶「無伴奏」で、大学生の渉と、その親友の祐之介、祐之介の恋人エマと出会う。やがて響子は彼らと行動を共にするようになり、渉に強く惹かれていくのだが…。

【見どころ】

ノンポリでありながら学生運動にファッションで参加する者や、いつでもどこでもタバコ(HOPE)を吸うなど、当時の世相を丁寧に描いているのだが、それらが作品の核となるテーマと密接に関連せず、概ね響子・渉の家と喫茶店で物語が進行していく。そのため作品全体のスケールや奥行きが感じられないところが残念。
終盤の意外な展開も唐突にやってくるので、もう少し伏線を張っていれば重厚な愛憎劇になっていたかも。

成海璃子と池松壮亮の絡みは合格点。性の喜びを知った若者の、止められない衝動をしっかりと表現している。清楚な成海璃子の大胆シーンは今作最大のハイライトだ。また人前でもしてしまう奔放なエマ役の遠藤新菜も二重マル。ためらいもなく一糸まとわぬ姿になってしまうキャラクターは可愛いの一言。

  • 【監督】矢崎仁司
  • 【出演】成海璃子/池松壮亮/斎藤工/遠藤新菜/光石研/藤田朋子
  • 【日本公開】2016年

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