下衆の愛 華やかな映画界に存在する真実の裏話

【あらすじ】

40歳目前になっても売れない映画監督を続けているテツオ。彼は実家でダラダラと過ごし、3流女優を自宅に連れ込んでは母親に叱られていた。そんなある日、才能溢れる新人女優のミナミと出会い、テツオは本気になって新作映画の製作を開始するのだが…。

【見どころ】

今作は華やかな映画業界の、真実の裏話でもある。

内田監督いわく「日本的な四畳半映画を作りたかった。いろいろなスタッフや役者の面白い話を聞いてきて、それらを映画にした」という。だから物語の「下衆エピソード」がとてもリアルで、さらに役者たちの演技も上手いので、グイグイ映画に引き込まれていく。

映画監督を名乗っているが、ほとんどニートのテツオ。映画に出演するために枕営業に勤しむ売れない女優。出演させることを条件に、女優の卵を抱く監督。監督に抱かれて売れていく女優などなど。どうしようもない連中が次々に登場して笑わせてくれる。なかでもテツオの妹役の川上奈々美がAVに出演して、小金を稼いでいたことが発覚するシーンは爆笑ものだ。

一方で、映画製作に本気になったテツオの女優への演技指導や、制作費を捻出するために危険な金策に走るスタッフなど、映画に情熱を傾ける者たちの姿も同様にリアル。そして感動的でもある。

※内田監督の発言は第28回東京国際映画祭舞台挨拶から引用

  • 【監督】内田英治
  • 【出演】渋川清彦/でんでん/忍成修吾/岡野真也/内田慈/津田寛治/木下ほうか
  • 【日本公開】2016年
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